建設業と不動産業は、近いようで、お互いとても遠く感じている存在です。
その実務を両方経験しているからよくわかります。
細かい違いはいろいろあるのですが、最大の理由は業務に関する考え方、アプローチ法の違いです。思考法の違いとも言えます。
誇張して言えば、違う国の言語を話す人を相手にしているような感じです。それぞれ、自分の世界の言葉だけで話せば、会話が全く成立しないレベルだと思います。
物理的にはものすごく似ているにもかかわらずです。
ただ、お客様にとっては、これはとても不便です。そのためいろいろな問題が生じています。不動産業者と建設業者の連携がうまくいかないからです。
多くは単なる仕事の丸投げになっています。
建設業者が、不動産業までできれば、又は不動産業者が、建設業までできればこの問題は解決します。(ただ、不動産業者が建設業を行うことについては、かなり厳しい壁があるので、基本的にはおすすめはしていません。)
大手の建設業者、不動産業者であれば、グループ企業がありますので、この問題はだいたいクリアしています。
しかし、大手でない中小の建設業者、不動産業者にとってはこの壁はとても厚いものとなっています。
宅建業の免許をとればなんとかなるだろう、と思うかもしれません。
ただ、そんなに簡単なものではありません。免許を取ったとしても実際にうまく稼働できているのは少ないはずです。基本がわからずに形だけ真似ようとするからです。
建設業者が、不動産業・宅建業を併せて行うことができれば、お客様の満足度は向上し、建設業者自体も、売上アップ、利益アップに直結します。
これは、不動産業・宅建業の考え方、アプローチ法をマスターすることにより可能となります。
そんな建設業者様のためのご案内です。不動産業の本質を理解していただけます。
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